店内BGMの選曲ポイントとは
2020.5.24

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スローテンポでゆっくり買い物を
動画の概要

今日は店内に流れるBGMについてちょっと豆知識をお話ししたいと思います。

アメリカのある統計によるデータで、とあるスーパーマーケットで店内に流すBGMをスローテンポな音楽とアップテンポでノリのいい音楽を流した時のお客様の買い物動向を調べたデータがあります。

例えばスタッフ側からすると店内に流すBGMは明るくてアップテンポな物の方が働いていて明るい気持ちになって動きやすいとか、作業能率が上がるという場合もあるとは思いますが、
実は先ほどのスーパーでの実験による統計データでどちらの音楽がお客様の買い物の単価が上がったかという部分を見ると、スローテンポのBGMの方が客単価が上がっていたんです。

結果的に音楽のテンポによって客単価に変化があり、客単価が上がるのはゆっくりと穏やかな音楽でした。アップテンポな音楽の方が買い物時の客単価が少なかったという結果に。

この結果はどういった理由なのかというと、アップテンポな音楽はお客様の気持ちが自然と高揚してしまって少し早歩きになって買い物をするという現象が起こります。
ゆっくり商品を見ることなくポンポンとカゴの中に商品を入れてそのままレジに並んでしまう…というのがアップテンポな音楽を流した時の流れです。

逆にゆっくりなBGMを流した場合、ゆったりした気持ちで商品を見定めて買い物カゴに商品を入れていくというような消費者行動になるので、より多くの商品を見て歩くことで購入商品が増えるような傾向になっていきます。

私たちの店舗でもBGMはスローテンポの音楽を流しています。
オフィスなどで流すような少しゆったりとした音楽です。こういった音楽を流しておくとお客様が店舗の中で店内に貼ってあるポップを見たり、店員との会話を少しゆったりと楽しんでお買い物していただける可能性が高くなります。

直営店は餃子のテイクアウト専門のお店ですが、店員との会話や掲示物のポップの内容をゆったり見る事でお客様が買い物を楽しめるよう、より多くの興味を持ってもらえるように工夫をしています。

些細なことですが、購買意欲を引き出したり単価を上げていくためにはこういった心理的な部分に訴えかけるのも非常に重要になってくると思いますので、ぜひ参考にしてみてください。