今回は私たちが経営しているテイクアウト専門の餃子店『餃庵』でどんな餃子を売っているのか、その餃子をどのようにして開発していったのかについてお話ししたいと思います。
まず商品づくりをする上で、この直営店の物件を探して契約が終わった後に店舗の住所と『餃子 お持ち帰り』というような検索ワードを入れてGoogleで検索をしてみました。
すると、なんと3キロ圏内に11軒の餃子屋さんがあったんです。これはちょっと初歩的なミスだったと思います。
リアル店舗をやるならば物件ありきという部分があるので先んじて契約を決めて借り始めてしまったのですが、あまりにも競合が多かったのでさすがにちょっとビックリしました。
競合店が11軒で、中には老舗の超有名店もあります。売れ行きの良い勢いのあるお店もありました。
ですのでそんな状況の中でどのようにしてお店の存在感を出し、抜きん出るのかという事をよくよく考えながら商品開発を始めました。
まず最初にもっと細かく競合店についてリサーチしてみると、昔からやっている老舗店、有名店、新しい店舗など様々なバックグラウンドがある中で、メインとして販売されている商品の餃子というのはそんなにニンニクが効いていない物だとわかったんです。
パンチが弱めで食べやすい餃子ばかりだったんですね。
これならば、郊外という立地の店舗であればニンニクの効いた餃子は割と売れるのではないかと思いました。
この『ニンニクが効いた餃子』が他の店舗には無い商品になるので、ここはニンニクを効かせた餃子で勝負しようと思って決めました。
それから商品開発を始める前に大事にしたのはターゲットを決めるということ。我々の餃庵ではターゲットを女性に絞り込んで商品開発にとりかかりました。
ですので餃子ビジネスを始める時の商品開発ポイントは2つです。
1、ターゲットを決める
2、他の他社がやっていない商品で勝負をかける
この2つは事前に確認して是非おさえておいてください。
私自身の中ではニンニクが効いた餃子というのは本当にガッツリと効いているというようなイメージがあったんですが、自社のスタッフに意見を聞いてみるとなかなか考えが合致しませんでした。
私たちの会社は女性スタッフしかいないので、ターゲットが女性だからには女性に意見を求めるしかありませんでした。
私自身の思うニンニク入りの餃子を試食してみると「うーん…」と渋い反応で、なかなか高評価が得られません。
よくよく話を聞いていくと、やっぱりニンニクが効き過ぎているということで「ご飯のおかずにするにはちょっとキツいんじゃないかな?」という意見でした。
そういった意見を聞きながら段々食べやすく食べやすくと改良し、ニンニクが入っていながらも食べやすいという良い塩梅のラインを見つけるのは中々大変でしたが、1ヶ月間苦戦しながら店舗オープンに向けて開発を進めました。
最終的には無事に商品を作り出して期日通りに開店しましたが、実はオープンの3日前まで商品の味が決まっていなかったんです。
週明けのオープンでしたが、前の週末には商品が出来上がっていませんでした。
週明けのオープンに向けて土曜日に1人で残って試作を続け、自分で食べてみて「これでなんとか…いいんじゃないか?」と完成させた商品を月曜日の朝に出勤してきたスタッフに試食をしてもらい、OKが出て販売スタートに至りました。
開店してみると、やはりニンニクが効いている餃子が少なかったのでお客さんの口コミが広まるのが早かったと感じます。
『ニンニクが効いてる餃子を売ってるらしいよ』と聞いて買いにいらっしゃるお客様が増えて、商品開発の方向性は正しかったと手ごたえがありました。
今2020年の5月の時点ではコロナウィルスの影響もあって持ち帰りのニーズが多いというのもありますが、
5月は昨年対比で売り上げは230%を達成しています。
前月の4月は昨年対比で売り上げ180%。
これは完全にリピート客を掴むことができたと言えます。
リピート客の獲得に関しては販売促進の手立ても関係していますが、これについてはまた別のタイミングでお話しさせてください。
開業する時の最初の商品開発で大切な事、まずはお客様のニーズをマーケティングすること!そしてターゲットを定めること!この2つは必ずおさえてくださいね。競合が多くても迷子にならないように指針を決めて進めれば、お店を成功させることは可能です。